流転。

普段の日常が再開した。相変わらず、いろんな案件が目の前を通り過ぎていく。仕事をしている時間は満たされるなあ、と思えるのはありがたいことだ。それとともに、日ごろ懇意にしていた人が新しいステージに旅立つ話も聞く。

僕たちはついつい、目の前にある環境が当たり前のもので、来年も再来年も同じように続いていくものだと思ってしまいがちだ。けれども本当は全然そんなことなくて、ある日突然に別れは訪れるし、心地よいと思っていた関係も絶たれてしまう。

目の前のこと、全ては変わっていく可能性があることを受け入れて、日々過ごすべきなのだと思う。執着する心は必要だけれども、一定以上追いきれないと判断したら、その現実を受け止めて、切り替えてまた前に進んでいくべきなのだと思う。

なにがあっても、柔らかく懐で受け止められるように。荒波がきても、逆らうのではなく流れに身を任せて浮かぶことができるように。