ひたむきさ。

同年代でゼロから会社を作り、相当な規模にまでビジネスを拡大した人のところに久しぶりに行った。それまでもちょくちょく通ってはいたのだが、ここのところはちょうど相談するような案件がなく、半年以上ぶりの往訪になった。

「男子三日会わざれば刮目して見よ」という言葉があるが、半年も間が空くと、いろいろと彼も新しいことに取り組んでいる。多少ふかしている部分もあるのだろうが、久しぶりに会って、新しいことに取り組んでいるな、と相手に思わせるのは、絶えずチャレンジを繰り返しながら濃密な時間を過ごしていることの証左だと思う。もちろん僕自身もこの半年は新しいことへのチャレンジの時間だったのだが、果たして相手からは僕自身が新しいステージに進んでいるように見えるだろうか、それとも以前の担当業務に固執していたり、進化に乏しいように見えるだろうか、と気になった。

相対した彼は、ビジネスに関してひたむきに取り組む、という意味では群を抜いているのだろう。残念だが、僕はその点においては彼には遠く及ばないことを痛感した。