心理。

この週末は久しぶりにほとんど何も予定がなく、ぶらっと近くの児童館のコンサートに出かけたり、家でのんびりDVDを見ている。英気を養うにはちょうど良いタイミングである。

昨夜、「アナ雪」が地上波で放送されていた。映画館で見たのはもう3年前の夏だったか。保育園の女の子たちがよく歌を唄っているのを耳にするが、彼女たちが産まれるか産まれないかのタイミングで世に出てきた曲だということを考えると不思議な気持ちになる。

そしてアナ雪といえばやはり心理学的なアプローチの話を思い出す。氷の世界はエルサの心の世界であり、それを溶かすのは真実の愛であると。大人よりも子どもたちの方が、表層でなく深層から寄越されるメッセージをより感じ取っているからこそ、これだけ子どもたちに人気の出た作品になったのだと思う。

去年人気を博した「君の名は」も含めて、一見映像を見せることをウリにしている風でありながら、実は心理描写が深く、見るものになんだかわからない胸騒ぎや衝動を起こさせる作品が増えていると思う。