危機感。

最近しつこいくらいに書いてしまうが、将棋への興味が急速になくなっている。自分で将棋を指すこと自体は楽しいし、将棋ウォーズも続けているのだが、以前は熱量を持って追いかけていたプロの棋戦を見る気がしなくなってきた。

原因は明らかに、三浦九段を巡るつまらない騒動にある。私の周りでも、これまで克明に棋戦の模様をアップしてくれたブロガーさんの更新が止まっている。今回の一件でファンが離れているのは間違いない。先日のA級順位戦最終局も淡々と終わってしまった感が強い。

もちろん、こんな時だからこそ盛り上げよう!と頑張っている知り合いのファンの方もいる。その気持ちを否定するつもりはないけれども、でも、いったんこの宙ぶらりんの状態を脱却して、処分すべき棋士や関係者に処分が下らなければ、とても将棋を応援する気持ちになれないファンはとても多いはずだ。

連盟は、そして棋士は、その危機感をどれほど感じているだろうか。プロ棋士の存在価値が危機に瀕していること、もっと言えば自分でもの職業が失くなることへの想像力がどれほどあるだろうか。早く手を打ってくれなければ、本当に将棋界は終わりを迎えると思う。