ストライキ。

ストライキ」という言葉を久しぶりに聞いた。昨日は川崎臨港バスが24時間ストライキを決行したようだ。横浜方面へ出かけていたので直接の影響は受けなかったが、身近なこととして感じる。

ストライキはもちろん利用者にとっては不便だが、しょうがないという気持ちと、経営側がもっと早く手を打ち歩み寄りを見せるべきだという気持ちが強い。かつてストライキが頻繁にあった頃は、労働組合も強固な組織力を持っており、経営陣への交渉力も今よりもはるかに強かったはずだ。それがバブル崩壊以降は、労使交渉などにうつつを抜かしていれば会社自体が潰れてしまうというムードが強まり、組合の力はどんどん弱くなっていった。そうして労働者の立場は弱くなり続けたのだと思う。

しかしその潮目は数年前から労働力不足とともに変わりつつあり、今年になってはっきりと変わったと思う。どんな大企業であろうと社員を粗末に扱うと相当な社会的制裁を受けるようになった(電通のことである)。この流れはもう止まらない。これからの数年で、労働者が力を持つ社会へと一気に転換していくのだと思う。