シーズン終了。

日本シリーズが終わった。断片的にしか見れなかったが、これぞ最高峰の戦いというべき熱のこもった内容だったと思う。昨夜の第6戦は最後に大差がついてしまったが、そこまでは大変均衡の取れた勝負をしていた。

ファイターズのチームワークの良さが特徴的だったが、やはりシリーズのキーマンを挙げるとなると大谷翔平を置いて他には見当たらない。先発当番した第1戦では結果を残せなかったが、その後もカープは大谷の存在を意識しすぎてしまった。昨夜の第6戦にしても、リードされて終盤に突入すれば大谷が投手として出てくるかもしれない、という焦りから、采配が前のめりになってしまった感が否めない。

ファイターズの栗山監督の采配が冴えた、陽動作戦がはまった、とも言えるだろう。しかし、そもそもの議論として、それほどの存在感を放つ大谷翔平というプレーヤー、ジョーカーのように場の雰囲気を変える力を持つプレーヤーを数年計画で育て上げた栗山監督の勝利と言う方がしっくりとくる。

今年の野球は終わったが、早速来年に向けてのスタートだ。どんな野球が来年は見られるか、楽しみにしている。