魅せる警備。

伊勢志摩サミットは成功裏に終了したようだ。オバマ大統領の広島訪問も、見ていて感動させられる光景だった。来年のサミットがどのようなメンバーで行われるのかを想像すると不安になるが、ひとまず今年のサミットは喫緊の課題もさほどなく、平和なサミットだったと言えるのだろう。

とはいえ、東京でも大規模な警戒態勢が敷かれた。この国にいる全ての警官が非番ではなかったのだろうか、と思うくらいに、駅や繁華街、主要施設では警官を見かけた。ごく普通の電車でも警官が巡回していたのはこれが初めてではないだろうか。

おそらくこれは4年後のオリンピックも意識しての警戒態勢なのだと、個人的には感じている。実効性のある警備にとどまらず、これだけの態勢が構築できますよ、何人たりとも網からは逃しませんよ、という強いメッセージを感じる。これだけ一般人も巻き込んで意識付けがされているなかでテロを起こすのは至難の技だと言えるだろう。上手な警備をしているなあと思う。