孤独。
孤独との付き合い方がどんどん苦手になっている。
家庭の事情から基本的に泊まりの出張はしない僕も、金曜の夜だけは会食をしてそのまま泊まりにすることがある。土曜はゆっくり起きてその辺りを観光して帰れば良いのだが、1人でぶらぶらしてもつまらないので、たいていは始発に近い電車(いつもの習慣で朝早く目が覚めてしまう)に変更してそそくさと帰ってしまう。出張に行く前には、やったー久しぶりに羽が伸ばせる!とワクワクしていたのにこの有様である。もう1人旅なんぞできないように思う。いったいいつからこうなってしまったのか。
25歳くらいまでは、1人旅に抵抗感もなく、孤独な時間を過ごすのも上手かったように思う。孤独と向き合わなければ深められない考えや気持ちもある。あの頃1人で過ごした時間がその後の人格形成に大きな影響を及ぼしている。逆に言うと、25歳くらいからは、いつもなにかとつながっていて、ひたすらなにかを考え続けて自分自身の力でなにかに「気付く」「捻り出す」ということが少なくなっている。なんだか自分が薄っぺらくなっているようにも思う。