顔そり。

連休が明けてから、体感的に暑くなってきたように思う。ジャケットを着て街を歩いているとうっすら汗ばんでくる。暑さから伸びた髪の毛がわずらわしく思えてきたので、出張先で理容室に入ってみた。

ここ15年以上、普段は千円カット、ゆっくりとリラックスしたい時は美容院に行っていたこともあり、いわゆる普通の理容室に入るのは久しぶりのことだ。千円カットはもちろんのこと美容院でも顔そりはやってくれないので、久しぶりの顔そりはとても気持ちが良い。

ふわふわあつあつの蒸しタオルが顔にかぶせられる。肩の力がすっかり抜けたところで、あの顔そり特有のブラシで泡を塗られる。ああ子どもの頃もこのブラシで顔を撫でられる時間は至福の時だったなあと思い返す。そしてあの独特のカミソリで角度を付けて剃っていく。肌が生まれ変わったようになる。クレンジングやパックとは違う、もっと根本から肌が生き返る感覚だ。これは今後ハマってしまうかもしれない。