衰え。

桜の季節が終わって、ツツジの季節になってきた。保育園の前の道路脇の植込みも満開になっている。花が目線の低い位置に咲き、花弁も大きいだけに桜よりも見ていて華やかな気持ちになる。春真っ盛りである。

繁忙期も終わり、ひと息つきたいところなのだが、心はすっきりと晴れやか、というわけにもいかず、もやもやとした日々を過ごしている。心の有り様もあってか、身体も本調子とはいかない。なにか具体的に不具合が出ているというわけではないのだが、全体的な体力が落ちてきたように感じる。

共働きで子どもを保育園に預けているので、どうしても日々がむしゃらに挑戦するというよりは、無難に生活をまわしていくことに念頭を置きつつ過ごしていくようになってしまっている。自分をコントロールして潰れてしまわないようにすることは上手になったものの、それがゆえに自分をストレッチさせることがなくなって、身体にも衰えがきているように思う。まさかこの歳で衰えを感じるようになるとは思わなかった。

これから長いことこの衰えと付き合っていかなければならないのだと思う。もちろん守りに入るだけではなくて、うまく成長させていかなければならない部分も当然あるのだが。