土8。

めちゃイケはかなり好きなテレビ番組だった。もとはと言えば進路の決め手になったのもめちゃイケヨモギダ君シリーズ)だったし、大学受験2次試験の前夜に取手のホテルでもめちゃイケを見ていた。関連本も何冊か買っていた。

思い入れも強い番組なので、ひいき目を持って見続けていたが、それが途切れたのはいつからだろうか。そしてたまにめちゃイケを見ようとしては、内容のつまらなさにテレビを消して、淋しさを覚えるようになった。今から思えば面白さのピークは1998年から2000年ごろで、そこから少しずつ下り坂に入っていたのだと思う。

最近は企画もさることながら、他番組の番宣や今までの放送があからさまに再編集されただけの回が多すぎる。新しいネタ、笑いをほとんど生み出していない。それでは内容がスカスカになるのは致し方ないし、見るほうも気持ちが入らなくなる。

メンバーが高齢化し、また多忙になっていること、テレビを取り巻く倫理が厳しくなっていることなどいろいろ理由はあるのだと思う。でも、番組スタートからの主力メンバーこそが、今の番組の状態にフラストレーションが溜まってあるのではないだろうか。作り手が作りたいように番組を作れず、それでも打ち切りもできないところが、今の民放の苦しさを象徴している。