旧耐震。

地震の被害の全容が明らかになるとともに、航空機の接触事故も発生。全くもって穏やかな年始ではなくなってしまった。

 

航空機の事故についてはまだ原因も解明されていないが、地震については珠洲市が壊滅状態であることに加えて、新潟、富山、石川でも広範囲にわたって被害が出ている。熊本地震並みの災害だと認識をしたほうが良さそうだ。

 

個人的には、旧耐震の建物の脆さを再度認識させられた。阪神大震災でも、熊本地震でも新耐震基準の建物はピロティーが空洞になっているタイプでもない限りは倒壊率が著しく低い。耐震の対策がなされていないものを取得することのリスクをまざまざと思い知らされた。

 

国家予算の振り分け方の見直しも行われることだろう。インバウンドもさすがに勢いが止まるだろう。逆にインフレも止まることなく進んでいくだろうし、楽観的な見通しはいったん捨て去らなければならない。ただ、ここで正気に戻ってやり直せたからよかった、と後世からみて思えるようなターニングポイントであったと感じられればいいのではないだろうか。まずは自分の身の回りから、BCPの対応はできているだろうかと問い直していきたい。