反抗期。

反抗期について。自分はなんだかんだで反抗期はほとんどなく、母親べったりな幼少期〜少年期を送ったけれども、節目節目で親離れしていたところや、18歳で家を出てひとり暮らししたことには大きな意味があったと、今になって思う。

 

人生とは不思議なもので、10代の頃に反抗期を経験した子どもは、早々と結婚し家庭を作っていることが多い。一方で、ずっと家族が仲良く、ややもするとべったりと(特に母子が)くっついて育ってきた子どもは、20代を過ぎてもなかなか自立できず、ややもすると子ども部屋おじさんになったり、どこかで心が折れてしまったりすることもしばしば見かける。もちろんどちらが幸せか、ということに明確な解はないのだけども、興味深い示唆ではある。

 

家族が仲が良いにこしたことはないのだけれども、最後は人間みな1人で生きていく可能性があるし、そうなることも想定して生きていく必要はある。人生はなるようにしかならないし、与えられた運命を受け入れるしかないものではあるのだけど、こんなはずではなかった、と思わないように、どんな結末にも意味があるのだと信じて生きていくしかないのだ。