声。

毎日好きなようにしゃべっていることが多い。果たして自分のしゃべりは周りの人にどう聞こえているんだろうと思うことがある。興奮すると声も大きくなるし、しゃべり方も多少荒っぽくなることは自覚している。しかしながら、回りくどくバカ丁寧に言葉を重ねていく自覚もある。

 

中学生の頃だったか、国語の授業でカセットテープで自分の声を録音して聴いてみる、という体験があった。ねちゃねちゃした高めの声で、すぐに自分の声が嫌いになった。そこから1年くらいは無口だったかもしれない。その嫌悪感もいつしか薄れて、高校生になってからは一転して雄弁になった。自分に自信ができたか否かで、自分の声に対する評価も変わるものだと、もっと言えば、自分の言動に自信があれば、自分の声がどう相手に聞こえているかなんて気にすることもなくなるのだということが分かった。

 

大丈夫、自分の言葉は相手に、周りの人に届いている。今のままでいい、とまわりの空気が伝えてくれる。