習いごとの意欲。

子どものスイミング。いまはもう親子スイミングもとうの昔に卒業して、観覧席から眺めるだけだ。熱心なコーチが指導する姿を時にうつらうつらとなりながらも見ている。それにしても、自分が子どものときは今の子どもほどにちゃんと練習していたかしらと思う。


うちの息子も、コーチが見ていないところでサボっているような場面はよく見る。指定された泳ぎをしていなかったり、コースを分けるロープやプールサイドをつかんで推進力を得ようとしていたり。僕自身も子どもの頃はそういうことをしがちな子どもだったので、血は争えないなと苦笑してしまう。それでも、今の子どもはみな、ひとつずつステップを踏んで、決められた泳法を身につけていく。あまり嫌がることもない。指導する側がうまくなっているのか、子どもたちがまじめになっているのか。いまの自分が同じことを習得せよと言われても到底できない気がする。


子どもの成長は遺伝と環境がほぼ半々くらいだとかはよく言われることだが、はてさてどうなるだろうか。