地図。

地図が大好きだ。小さい頃は実家に転がっていた大阪府や関西エリアの地図をくまなく読むのが好きだったし、なんなら空想の都市地図を書いたこともあった。大学受験でも論述科目は地理を選択したし、そのあと、バックパックを担いで旅行をするときも、先人たちが残した手書きの都市地図にはたいそうお世話になったし、コレクションとして蒐集していたこともあった。


そんな地図好きとして、Googleマップという代物は、ヒマさえあれば何時間でも潰していられる魔法のツールだったのだが、このたび改悪がなされているようだ。日本国内で地図情報を提携している会社との契約問題によるものらしい。見知った場所をいくつかブラウジングしてみたが、しょぼくなっていて残念な限りである。


Googleが悪いとも一方的に言えない。近ごろ、無料で使えていたいろんなサービスのグレードダウンが始まっているように感じる。これまでが特別な利益を享受できていた時間だったのだろうか。