逆転。

お客さんとの面談などで、建築単価の高止まりが続いているなどという話がよく出るので、ふと気付いて幅広いジャンルの求人を見てみる。


その通り、旋盤工や溶接工、とび職などの求人は条件が良い。人材需給も引き締まっているように感じられる。一方で、ホワイトカラーと呼ばれている職種に関しては、一部の営業系を除けばおしなべて待遇は下がってきているようだ。業務の自動化が進むことで先に淘汰がはじまるのは、ホワイトカラーだったということなのだろう。もしくは、ブルーカラーと比べて業務に付加価値が見出しにくくなっているということも言える。学生はこの流れをよく捉えており、レガシー感のある業種の人気は落ち、ホワイトカラーでもベンチャー系の企業への人気が集まってきているらしい。


この流れは止まらず、ホワイトカラーの受難がこれからもっと加速することになるだろう。いまはぬるま湯が徐々に温まってきている状態だ。のぼせて動けなくなる前に、飛び出す。