コメダ珈琲。

この3年間くらいひょんなことで知り合ってお付き合いしている人と、初めてサシでお茶をした。夜のコメダ珈琲、人気のない店で心ゆくまで話をした。

丸い器に注がれたミックスジュースを飲みながら、話はいろいろと飛んだ。歳は30歳近く離れているのだけれども、価値観が似ていることもあって話がしっくりとかみ合う。ここ10年以上、僕はなぜか25歳くらい歳の離れた人と波長が合うことが何度もある。不思議なものだ。

もうこの歳になると、意識して場を作らなければ、新しい出会いはない。自然に任せていれば、仕事の付き合いが多くなる。いまの仕事が、自分自身が人生をかけて取り組みたいことと方向性を一にしていればいいのだが、そういうわけにもいかない。もともとなにがやりたかったのか、自分の現在地と目的地の差異は、普段は会わない世界の人を通してでしか測れない。

とっぷりと昏れてから、駅まで車で送ってもらう。後ろに飛んでゆく学園線の街灯になんとも言えない気持ちがこみあげてくるのを感じる。