後世から振り返ってみれば、昨日はものすごい一日だったのかもしれない。民進党が事実上消滅した日となった。ある者は希望の党に合流するだろうし、ある者は自民党に、ある者は共産党に向かうのだろう。前原氏は「なにがなんでも安倍政権を終わらせる」と言っていたが、その「なにがなんでも」の方法が民進党を消滅させることだとはさすがに思いもしなかった。でも、このグダグダのまま選挙に突入するよりは良かったのだろう。
あるいは、保守だとか改革だとか、右だとか左だとか、そういったくくりが消滅した日だと言えるのかもしれない。このシナリオは誰が書いたのか。小池百合子女史が専決したことではないだろう。でもこの小池女史の勝負勘はすごい。安倍さんは、やっぱり解散はしない！という奥の手を使うのもありではないかとすら思ってしまう。
なんにせよ、既定路線が崩れるのは面白い。せっかくだから、現状を嘆くよりも、面白いと捉えて、この変化をどう利用できるか、と考えたい。そう思うと、すごく面白い。
