GC注記。

東芝が揺れている。昨年12月期の決算を大幅な遅れで提出したものの、「継続企業の前提に関する注記」が付き、見かけ上はいよいよ大詰めになってきた。少なくとも東証2部への降格は確実となるのだろう。

しかしながら、ここまでの状況でありながら、東芝が潰れる(法的整理に入る)と思っている人はほとんどいないのではないだろうか。誰もが、最後には救いの手ごころが加えられるはずだと思っている。さすがに、それを行動に移している(株を買い進めている)のはエフィッシモ・キャピタルくらいではあるが。

おそらく中で働いている人たちも、内心は同じように思ってはいるだろうが、それでも今の状況は心許ないのだろうと思う。僕も、8年前に働いていた会社が存続の危機に見舞われたので、なんとなくはその気持ちは分かるが、東芝の場合はこれだけ大きく報道されているので、不安さやみじめさ、経営陣への怒りの度合いははるかに大きいだろう。早く、落ち着くところに落ち着いて、中の人たちやその家族の不安が収まればと思う。