皮肉。

ある時ふと友人に、「○○(僕の名前)は会話のなかで皮肉が多いよね」という指摘を受けた。自分のなかでも薄々は気づいていたのだが、見て見ぬフリをしていたというのが正直なところだ。真正面からそのような指摘を受けたのは初めてのことだ。

指摘を受けてからいざ意識してみると、日々の自分の言動がどれだけ皮肉で満ち溢れていることか。自分の思考の癖そのものと言っても過言ではない。もちろん、長年この場所で垂れ流してきた文章も、皮肉に満ち溢れている。

幼少の頃からの自分のふるまいを振り返っても、そのようなエピソードが山のように思い出される。我ながら嫌な奴だと思う。よくぞ周りの皆が遠ざかっていかなかったものだと思う(実際、遠ざかっていってしまった人もいるのかもしれない)。

此の期に及んでも、皮肉をぶちたい気持ちが自分のなかに湧き上がってきているのを感じる。放っておけば、そんな文章を綴ってしまいそうになる。それが自分自身で、仕方のないものなのかもしれないが、きょうばかりはその感情は抑えておく。