神流川。

連休は秩父から群馬県西部の山中へ。どちらも初めてのエリアだったが、まさにのどかそのものという感じで、都会や観光地からの喧騒を離れて心も鎮まった。

メインの目的は神流川での水遊び。山から湧き出す冷たい水で遊ぶ。プールとはまた違う楽しさがある。町が主催している水遊び場のようで、地元の人たちによる出店もあり、そこで食事をとることができる。出店で食事を買い求めると、地元の野菜をサービスで取らせてくれる。みな優しい人ばかり。

ご多分にもれず過疎化と高齢化は進んでいるのだけど、このあたりの過疎化はいまに始まった話ではない。もしかすると人口のピークは江戸時代あたりだったのかもしれない。道の両側に年季の入った石垣が積まれている。変わっていく時代を受け止めて暮らしていくのは、今も昔も変わらないのかもしれない。

新しい土地に行くと、必ず新しく気づくことがある。新しいことに気づくたびに、またひとつ自分という人間が広がったように思う。