スタジオアリス。

先月お宮参りを済ませた。引いていた風邪もおさまり、好天の下無事に終了。そして、食事のあとはスタジオアリスでの写真撮影へ。

今では全国いたるところで見かけるようになったスタジオアリスだけれども、僕が子どもの頃にはこんな子ども向けの写真館なんてなかった。むろん街の写真館はたくさんあったのだろうけども、僕はそうした場所で写真を撮ってもらった記憶はない。写真撮影自体は目新しいアクションではないのに、いろんな付加価値を組み合わせて子ども向けに特化した写真館を作ってしまうというのはなかなか斬新だなぁと外野ながら思ってしまう。

混雑しているシーズンながらも、スタッフの応対は気持ちよくてそんなにストレスにならない。当然ながら赤ちゃん連れのファミリーが来店することを想定して店が作られているので、細かいところのサービスも行き届いている。

来店してからの流れは、撮影してから、写真を選んで、その写真をもとに台紙やアルバムを作っていったり、プリントしてもらってそのまま持ち帰るようになっている。できあがりの料金はそれなりに高い。なので最後になって初めて料金体系を知り、えっと驚くことも。妊婦さん向けのクーポンをもらっていろいろ活用していたのだけどそれでも高い(昔からある写真館に比べればそれでも安くなったのだろうが)。

高いと感じながらも、それまでに撮ってもらった写真を目の前にしたり(当然クオリティも自分で撮るよりも良いし)、写真を撮ってもらった時のセットや、笑ってくれない赤ちゃんをあやすスタッフの技術(これもすごい!)を思い返す。そしてそれなりの額になると写真入りマグネットシールや携帯待受画像などといったこまごまとした無料特典がついてくる。まぁ高くてもそれなりに注文して帰らないとしょうがないか、という気分にさせられる。高い!ぼったくられた!という気分にはならない。このあたりの顧客心理を見透かした来店フローや価格設定には脱帽である。一度お金を払ってしまうと人はその行為を肯定したがるものだし。というわけでこのエントリーもそんな心理に操られたものでしたとさ。