働きマンの10年後。

書斎の本棚で長らく読んでいなかった本を探していると、これまた長らく開いていない「働きマン」という漫画を見つけた。既刊4巻が全て揃っている。もう10年以上休載になっている。


ぱっと開いてみると、主人公を含めて尖った感じのキャラが多い。2004年から2007年くらいの時代背景で、ああ、あの頃はこんなだったよな、という記憶が蘇ってくる。私生活に割く余裕などあまりなくて、とにかく仕事に全力投球している若い人が多かった。


あれから10年以上経った。働きマンに感じる風景は、リーマンショック後には既に消えていたようにも思う(働こうにも仕事がない、という状況だった)。そのあと景気もまあまあ回復してきたが、仕事に対する考え方も職場の雰囲気はずいぶんと変わってしまった。


10年以上のブランクを経て、「働きマン」が再開するならば、どう描かれるだろうか。とても難しいだろうけど、あの10年後、みたいな設定で再開するならばぜひ読んでみたい。