初戦。

ワールドカップ初戦。最初は子どもも一緒に見させようかと、夕方帰宅後すぐに昼寝を試みたのだが、眠れないとのことでやむなくいつも通りのスケジュールに。どうせ立ち上がりはゆっくりしたものだろうと、寝かしつけ後もベッドのなかでもぞもぞとしていたら、外から、そしてリビングからも歓声と拍手が聞こえてくる。

なんぞこれとのっそりと起き出すといきなり試合は佳境。先制点のPKが決まるところであった。こうなると最後まで見てしまう。

前後半90分、時間の経過が早く感じられた。もうワールドカップも6回目で、今までいろんなシチュエーションで観戦してきた。部活から帰宅して遅い夕食を摂りながら、大学内のPV、繁華街の大バコ、それぞれのタイミングにそれぞれの人生がある。それは今回の日本代表のメンバーも一緒で、選出されたのはおっさんばかりと批判を浴びていたが、おっさんならではの経験を生かして、どん欲に勝つことに照準を定められたが故の結果だったように思う。重ねてきた失敗にも意味はあったのだ。