好み。

地方では過疎化が進む北海道だが、札幌は相変わらずにぎやかである。海外からの旅行客がどんどん増えている。

札幌にせよ大阪にせよ、街中を歩いている観光客は多いのだが、飲食店のなかでは彼らに出くわすことが減る。東京ではそのようなことはないのだが、どうやら個人客比率の違いによるものだそうだ。ツアー客は決まった飲食店に流れているらしい。

ツアー客にしてみれば、不慣れな日本語を使って店の人とやり取りするよりも、きまった店でみな同じ料理(内容もご当地のイメージに合うもの)を食べるほうが気が楽なのだろう。もちろん、飲食店側とすれば、メニューはほぼ決まっているか、ビュッフェにすれば良いので、オペレーションはこれほど楽なことはない。

ちょっと旅慣れた立場からすればつまらないなと思ってしまうけれども、人それぞれ求めるポイントは違うのだ。つくづく、客商売とは先入観を配して、相手がなにに満足するか考え抜くことなのだろう。自分が好きなやり方を客に理解してもらうのはハードルが高い。