涌井残留、球春前夜。

1月もあっという間に最終日、ということは、あしたからプロ野球キャンプ開幕なのである。早いものだなあ。

マリーンズも、新外国人選手4人が揃い、チームの形が見えてきた。外国人野手が1人というのは不安で、普通に考えれば去年以上の貧打戦となる可能性が払拭できないのだが、そこは井口新監督の秘策があると信じたい。

そして最後のピースにはまってきたのが、涌井の残留だ。メジャー挑戦の夢が叶わなかったのは残念ではあるけれど、これで気分も吹っ切れて、生涯マリーンズのつもりで、今季の巻き返しに期待している。

普段はクールだけれども、言葉少なななかに千葉への地元愛も感じさせられ、ここぞという試合では胸を打つような熱のこもったピッチングを見せてくれる。リーダーシップはないけれども、若手の選手に背中で語ることのできる、今の時代では数少ないプレーヤーだと思う。

200勝まであと77勝は遠い道のりに思えるが、体力があり下降線の気配も見せない彼のことだから、2026年ごろに奇跡を見せてくれないか、などと夢想している。