ブレークスルー。

ブレークスルーはいつも、わが道をゆく時にしか生まれないものだと思っている。もっと言えば、人の目や評判を気にしているうちは、なんのブレークスルーも得られないものだ。

仕事などで、衝動のままに突っ込んでいきたいと思う自分と、抑制を効かせて無謀なリスクを取らないようにと思う自分がいる。そんなときに、どちらの選択肢を取るのが良いのか、自分自身に問い掛ける。答えを出すための助けとなるのはいつも、自分自身の心の真ん中にあるものだ。価値観や信念といった言葉では表現できないものだ。

それは時によっては良心にもなりうるし、時によっては欲望の塊や悪魔の囁きに変化する。環境や経験の影響を受けて絶えず移ろい続けるものでもある。

衝動のままに突っ込んでいく判断をした時に、どのような結果が出るか(ブレークスルーが生まれるか)は、自分自身の心の真ん中にあるものしだいなのだと思う。だからこそ、それを育てることについて注意を払っておく必要があるのだ。