久しぶりに泊まりの出張に。旧知の方と食事を終えてホテルに入る。以前からよく利用しているチェーンのホテルだ。
このチェーンホテルはこと地方ではたいてい、売りに出たホテルを取得してリニューアルをかけてリオープンさせるのが常だったのだが、昨夜泊まったホテルは珍しくイチから建てたものだそうだ。まだ去年にオープンしたばかりで、内装がピカピカしてるのはもちろんのこと、チェックインカウンターも自動化がなされていたり、カードキーも進化している。
部屋は狭いのだが、部屋いっぱいに大きなベッドが置かれ、真正面の壁面に40インチを越えるような薄型テレビが据え付けられている。テレビはベッドに座るか、寝転びながら見ろというわけだ。狭い部屋なのだからどうせ、机に座ってテレビを見ようとしても画面との距離が近くなってしまうわけで、これは理にかなっている。
ある種の割り切りなのだと思いながら、ベッドに寝転んで、友人と電話をしていると、いつのまにか眠くなり、電話を切るとすぐ眠りについてしまった。結局テレビすら見ることもなく、気づけば普段よりも長く、熟睡していた。