改元。

再来年の元日より、新天皇が即位し、新しい元号が使われることが明らかになった。東京オリンピックは新元号の2年に行われることになる。

いよいよ新たな時代が始まる予感がする。新しい元号にはどのようなことにが選ばれるのだろうか、いまから楽しみで仕方がない。なにしろ時代を彩る言葉となるのだ。

元号もさることながら、生前退位という意向をこのタイミングで表明した天皇陛下には恐れ入るというほかない。できる限りスムーズに譲位することで、社会への混乱を防ぎ、穏やかな時代が引き続くことの橋渡しをした、まさにご英断である。まことに、この時代のこの国にあのように見事に本質を捉える力を持った方がおられたことは、私たちにとってこの上なく幸せなことだと言えるのではないか。

この国、この世界はいまだに多くの問題を抱え、未来の見えない時代ではあるが、天皇陛下の存在が、行く先を照らしてくれるのだろう。皇室に特別な感情を持たない私ですら、そう思わずにはいられない。