右と左と中庸と。

韓国と日本の関係は、いったいどうしちゃったんだろう、と思う。お互いがお互いを敵視することにより、双方の国民(の一部の層)の人気取りをしている状況である。双方のトップに、この状況に歯止めをかけようというインセンティブが働かないものだから、もしかすると行き着くところまでいってしまうのかもしれない。

いわゆる右の人たちと左の人たちが、それぞれのポジショントークで騒ぎ立てるのはいつもと変わらない。それよりも大事なのは、右でも左でもない人たちが、いまどう思っているかということだ。年明けからの、韓国で少女像が設置されたことは、この中庸な人たちの気持ちを非常に冷めさせた決定打となったのではないかと思う。ああ、もう韓国とは信頼関係を築くことはできないのだな、と諦めた人たちは多いのではないだろうか。

この状況を好転させる道は全く見えない。トランプもこの仲違いを仲介させる気など毛頭ないだろう。結局のところ、誰がこの状況を望んだのだろうか。