懐メロ。

所用で北東の方面へ車を走らせる。早朝4時起きは辛いが、行き帰りともに比較的渋滞にも巻き込まれずスムーズに用を終わらせることができた。期せずして美味しい海産物に舌鼓を打つこともできた。

思うところがあって、車のなかではSMAPの曲をずっと流していた。10年以上前の2枚組みベスト盤だ。すごく好きだったわけでもないのに、今なおほとんどの曲を口ずさむことができる。特に10代半ばまでは、彼らの歌が記憶に染み付いていることを感じる。

特に20年以上前の曲ともなると、その響きはほぼ懐メロと言って差し支えない。サビのところで「Fuuu!」なんて合いの手を入れたり、音を絞りこむような効果音を入れたりすることは、今の曲ではほとんど見られなくなった。僕にとっては、懐かしくて心地よい響きだけれども、果たしてひとまわり、ふたまわり下の子からみれば紛れもなく古い曲に聞こえるのだろう。僕にとっての懐メロは何十年経ってももう、この時代の曲になるのだと思う。