山本マリーンズ。
1999年から5年間マリーンズの監督を務めていた山本功児氏が一昨日亡くなられた。去年のドキュメント番組では、少し痩せてはいたものの息子のドラフト指名を喜ぶ姿が映っていただけに、これほど早くに亡くなるとは思ってもみなかった。
山本氏が監督を務めていた5年間、チームはずっとBクラスだった。まだファンの数も多くなく、内野席はもちろん外野席も空いていることが多かった。捉えようによっては、冬の時代と思われるかもしれないが、その後の躍進につながるチームづくりを進めたのは、間違いなく彼だったと思う。前年泥沼の18連敗を喫したチームの采配を引き受け、選手を育て、ひとつずつ強いチームを構築するという、なかなかできない大仕事を彼は成し遂げた。
Twitterに山本功児botというアカウントがあり、彼の名言がつぶやかれているが、その一言ひとことを見るに、彼の人柄がよく表れている。彼が心血を注ぎ込んで育てたマリーンズというチームの躍進と、ベイスターズに進んだ息子の活躍を願う。