真田丸。

真田丸が早くも10話到達である。もうすっかり視聴習慣も身についた。特徴あるオープニングの音楽が始まると、息子もテレビに釘付けである。

10話かけてようやく1582年の1年間を描ききったことになる。ドラマのワンクールと考えても内容はかなり濃いものだった。父親である真田昌幸の智将ぶりが際立つとともに、真田を取り巻くそれぞれ北条、徳川、上杉の大名たちの姿がはっきりと描かれており、見ごたえのある序盤であった。

毎回出てくるのがシブサワコウ監修のCGによる地形図である。これによって各大名の動きが非常に分かりやすい。当時はもちろんこのようなCGはなかったわけで、いかに同じような俯瞰図を頭の中に描くことができるか、敵の動きを察知して策を練ることができるかによって、能力に差が生まれ、一団の命運を左右していたのだと思う。

さて、序盤から面白さ全開の真田丸はどこまで突っ走るか。おそらく後半に描かれであろう第二次上田合戦と、大坂夏の陣は間違いなく力の入ったつくりになるだろうが、そこに至るまでの前半戦残りを、どう組み立てているか、来週からも目が離せない。