区切り。

勤めている会社は年度の区切りではないのだが、きょうは一般的には年度末と呼ばれる日だ。期末に向けての仕事もひと段落したので、きょうは心静かに、4月からのことを考えながら過ごしている。

普段の年度末と比べれば仕事の忙しさはそれほどでもないのだが、身の回りのことがなにかとバタバタしてしまっていた。ものごとを自分でグリップして回していくのが理想だが、振り回されるままで、落ち着いて考えたり行動することができなかったりでいた。それ自体は悪いことばかりではなくて、バタバタして揺さぶられたからこそ、今まで見て見ぬふりをしてしまっていたり、惰性で続けてきたことを見直すいい機会にはなった。ただ、なにかを変えようとするのはエネルギーもお金も一時的に多くかかるものだ。会社のリストラなんぞもこういう類のものだろうか。

4月になって、また慣れたペースに戻ってしまうとついついなあなあで進めてしまうことは少なくない。そういう意味では、こうした区切りはものごとを見直すいい機会なのだと思う。区切りを意識できないくらいに自分に余裕がなかったり、漫然と区切りを迎えてしまってはもったいない。