閉店時間。

子どもが生まれてから買いものはごく近場で済ませるようになり、行動範囲は狭くなった。この間久しぶりにDVDを借りにレンタル屋まで、ここ数ヶ月通っていなかった道を自転車で走っていった。

店の入り口で営業時間を見ると、なんとあと15分で22時の閉店になるではないか。DVDを探しているうちに店が閉まればせっかくの道のりが無駄になる。お目当てのDVDを焦って探すが、そういう時に限って視野が狭くなってしまうのでなかなか見つけられず、結局店員さんに全て在庫と店内の位置を全て調べてもらって閉店時間前に店を出ることができた。

以前の閉店時間が何時だったかは覚えていないが、日付けが変わる頃に店に来たことは何度もあるので、それなりに深夜まで営業していたはずだ。レンタル屋としては22時閉店はかなり早めではなかろうか。

そう思いながらの帰り道、ファミレスの看板をふと見ると、7時〜5時と書かれていたはずの営業時間のプレートの「5」の上に紙が貼られ、「1」と書かれている。こちらも閉店時間の繰り上げだ。そう言えばいつも使っているスーパーチェーンが、少し離れたところにもう一店出店したが、いつも使っている店が24時閉店なのに対し、新店は22時閉店だ。

全国的にみてもチェーン店の閉店時間は早まっているのか。だとすると、それはライフスタイルの変化か、若者の減少か、時間帯ごとの利益率を精緻に出せるようになった賜物か。なんにせよ、こんなところにおいても社会は少しずつ変化している。