想像する力。

若い頃の過ち、なかでも思い出して恥ずかしくなることが僕は多い。ひとりでいる時にそわなことを思い出すと無意識に「ああ〜、(なんであんなことしちゃったんやろ)」と声が出てしまう。もちろん、昔だけでなくて現在進行形でもいろんな恥ずかしいことしてるけど(このブログはその最たるもの)。

過ちの原因について考えると、それは全て僕の想像する力が不足していることに行き着く。自己満足で行動をおこして、その行動を受け取った相手がどう思うか、想像ができていない場合は往々にして、相手を傷付けてしまったり、傷付けてしまわないまでも、相手には嫌悪感や違和感を覚えさせる。それはたいてい事前に冷静になってちょっと想像すれば回避できることが多い(ただ、まれにいつまで経っても問題の本質にたどり着けないこともあるが)。

想像したからといって、相手の気持ちの全てが分かるなんてことはあり得ないけれども、少なくともちゃんと相手のことを想像してなされた行動は、想像した形跡が相手に伝わるのだと思う。心が浮ついていたり、かたくなになってしまうと、想像する力が落ちてしまう。若い頃は無知や経験の浅さゆえに想像する力がなかったけども、今はむしろ、自分勝手になってしまったがゆえに、自ら想像することを放棄してしまいがちになっている。