マルチタスク。
息子の相手をしていると時間の経つのが本当に早い。夕方18時台に帰宅して寝るまで相手をしている日なんぞは、日付けが変わる頃には、「あれ?きょう仕事いったんだっけ」と勘違いしてしまいそうになる。休日は休日であっという間に過ぎていく。
育児では、仕事以上にマルチタスクを回していく能力が問われる。子どものことだけにかかりっきりになっていれば、自分のことに費やす時間(余暇などではなく食事やトイレなどまで)がどんどん削れていく。もちろん睡眠時間も削られていく。かと言って子どもに目をかけなくなると、その分しっぺ返しを食らう。それは、ミルクを飲ませるタイミングを間違えて吐かせてしまうなどといった個別具体的なことだけではなく、目をかけなかったことを子どもの側から見透かされているような、そんな気持ちになってしまうのである。事実、子どもには何からなにまで僕の行動は見透かされているのだと思う。
子どもを最優先にしながらもマルチタスクを回していかなければならないのだ。これまで仕事でもそれ以外でもシングルタスクを順々に片付けていくタイプの行動をしてきた僕にとっては、チャレンジングである。これでマルチタスクが少しは上手くなるのなら良いのだけど。