沸騰。

今年上半期の海外からの訪日外国人旅行者が過去最多の626万人を記録したそうだ。初めて年間1000万人を突破した昨年と比べても26%以上の伸びで、このままのペースで推移すれば最終的に今年の年末には1300万人に届こうかという数字が叩き出されるのではないかと見込まれる。2020年までに2000万人、という目標の前倒しでの達成もあり得る勢いになっている。国内旅行者の10人に1人が外国人、という時代から、4〜5人に1人が外国人という時代がきているのだと思う。

都内や京阪神、新幹線内で外国人旅行者の姿を見かけるのは当然のこと、今では地方のホテルでも旅行者とおぼしき外国人の姿をよく見る。北海道は前年比50%の勢いで旅行者が増えており、昨年夏には観光バスとドライバーが足りない状態が続き、東北地方のバス会社の応援を仰ぐ状態になっているという。る。北海道の歌登や、長野県の馬籠、妻籠など国内でも無名に近い観光地が海外から脚光を浴びているというケースも出てきている。北海道のニセコ、長野県の白馬や岐阜県の飛騨高山なども観光客に占める外国人の割合が非常に高くなってきている。

もちろんこのチャンスをうまく捉えているところとそうでないところに差はあるが、つい先日まで日本の地方ではもう介護関連しか成長分野がないと言われていたのが、ずい分状況は変わってきたように思う。