そば。

金曜はこれまであまり足を踏み入れたことのないエリアへ。先月にも一度は行っているのだが、これで二度目になる。細かいことはいろいろとあれども、自分との相性は良さそうな場所かな、というインスピレーションを得る。

 

地元の方の紹介で人気のそば屋へ。ボロボロの大きな一軒家なのだが、満席である。地元の人がテーブルに所狭しと座り、お茶を飲みながらそばが来るのを待っている。昭和にタイムスリップしたような世界で、入り口の検温&アルコール消毒器だけがここが令和の世界であることを示している。

 

ひどく待って、ようやくお品物が出される。甘じょっぱいつけ汁に、もうひとつのお椀にたんまりと盛られたお蕎麦。最初に大盛りにしようかとふと思ったものの、そうしなくて良かったとすぐに気づいた。一心不乱にかきこむ。

 

なんというか、最近何度も、こういうのんびりとしたところで死ぬまで暮らせたらなあ、という願望が浮かぶ。あと10年くらいしたら、いろいろと考えるタイミングなのかもしれない。いまはただまっすぐに進むだけだ。