共生者。

なんだかコメントしていいのかわからないけど、関西電力の話は思ったより複雑である。しかもさまざまな立場の人がさまざまな角度から持論を展開し、政治的な思惑も含んで議論が錯綜している(見方によってはそれぞれの主張が平行線に存在して吹聴されているとも言える)。真実はわかりやすく切り出されるものではなくて、弱者を騙って利権をむしり取る人もいれば、ほんとうに日の当たらない弱者として虐げられる人もいたというのが現実のところだと思う。


今年春に亡くなったキーマンが自民党に食い込んでいたらしいことも報道されているし、はたまたキーマンのバックにいたであろう団体と特定野党がズブズブだったという話もある。コンプライアンスが言われるずっと前からキーマンと関西電力も共生者のような関係になってしまっていたのだろう。


真実はまだわからないけれども、ひとつ明らかなのは、もはやなにごともタブーのまま温存される時代は終わって、全てが白日の下に晒されるということである。百歩譲って過去のことは水に流されるのかもしれないが、これからも密室の中でなにかをやり込めようとすると、それは必ず失敗して墓穴を掘ることになるはずだ。