藤井聡太四段、新記録の29連勝を達成。ここまでくるともはや感嘆の言葉しかない。一昨日のNHKニュース9は冒頭から30分を費やして将棋の報道を続けた。まさに国民的フィーバーとなっている。
当の本人はあくまで飄々としているのも小気味よい。自身の人気や注目されていることに気負いもなく、ただ淡々と目の前の一局に、純粋に力を注ぐ。そのような姿勢をいつまでも保っている姿に驚嘆させられる。
彼自身の快進撃も凄いのだが、将棋連盟もこのフィーバーによく対応していると思う。対局のネット解説が急遽無料開放され、初心者にも非常にわかりやすい解説がなされているのには感心した。棋士たちのなかでも、この千載一遇のチャンスをみなで生かしていこうという機運が高まっていて、良いことだと思う。
いよいよこれからはトップ棋士との対局も増えていくはずだ。悪趣味ではあるけれど、藤井四段が闘志をむき出しにするような、熱のこもった闘いが見られることを期待している。
