ワークライフバランス。

みずほ銀行で常務まで務めた方が、ベンチャー企業に転じて第二のビジネス人生を送っているというコラムがあった。コラムの見出しに「銀行時代はほとんど夜12時前に帰ったことはない」とあったことが原因で一部界隈で叩かれているので、コラムを読みにいった。

見出しだけ読んでしまうと「そんな時代錯誤な考え方を公言するのはけしからん!」などと反応してしまいがちなのだが、中身を読めば印象は変わる。実のところがどうだったか、は知る由もないのだが、ハードワークを重ねながらも家庭をうまく運営するのは、結局はコミュニケーションなんだろうなぁと思う。中身を読む限りは、この方は家庭もうまく運営できていたのだろう。

とはいえ、誰もが家庭運営能力に長けているわけではない。家庭を無視してキャリアのみを追い続け、引き際を読み間違えれば悲惨なことになる。自分の能力に限界を感じたときはまず、キャリアよりは家庭を優先すべきなのだと思う。

そういう意味ではこのコラムは単なる武勇伝と割り切ったほうがいいのかもしれない。