運転席。

自宅の近くに「電車とバスの博物館」がある。子どもが両方ともに好きなもので、最近二度ほど家族で遊びにいった。こじんまりとした博物館だが、小さい子にはちょうど良い。プラレールで遊べるスペースもある。

もちろん息子もはしゃいで遊んでいるのだが、れっきとしたオトナである僕もあるアトラクションに心奪われた。運転シュミレーターである。なにを隠そう10年前〜20年前は電車でGO!シリーズを揃えて極めた僕だ。なにを隠そう30年近く前の、将来の夢は「でんしゃのうんてんしゅ」だった僕のことだ。

2度目の来館で夢は叶った。予約制のチケットを押さえ、定時が来れば運転席に座る。後ろには子どもたちがギャラリーとしてずらっと並ぶ。この感覚はなんとも言いがたい。

結果は散々だった、が、なんとなく運転のクセというかコツは蘇ってきた。これはなんとしてもリベンジするしかない。子どもが主役のはずの運転席にオトナが座るのはなんとも大人気ないが苦笑。