セリクラ。

なんというか、建国記念の日で日本のマーケットが動いていないうちに世界はすごいことになっているようである。ドル円は一気に110円台に突入している。原油の下げも止まらない。こういう大相場の日は、なにもポジションを持っていなくとも血が騒いでしまう。

個人的には今月がセリングクライマックスのように思う。小手先の政策を打ち出すよりも、いったんとことん売り込まれた方が長い目で見れば良いはずだ。リーマンショックの教訓を経て、金融機関のリスク管理は強靭になっている。信用不安に端を発する世界恐慌はこないと見ている。

ただ、中国の減速は避けられない。25年前の日本のバブル崩壊の再現が見られるはずだ。しかしながらかの国は政府が人為的にマーケットをコントロールしているので、スローモーションのように危機局面が長続きするように思う。

中国の不安はあれど、全体的にはまた上を見ていくようになると思うので、嵐が過ぎ去るのを待つしかない。経済以外でアクシデントが起きない限りは、一過性の嵐に終わるはずだ。