ルーティーン。

最近ますます仕事がハードスケジュールになってきている。ただ、基本的に自分で主導権を握って動くことはできるので、割に疲労感は溜まらないし、ストレスも溜まっていない方だとは思う。しかしながら、たまに社内で不毛な議論が発生したり、内向きな作業が降りかかってくることもあり、そんな時は心身ともにダウナーな気分になってしまう。

つい数日前も、そんな疲労感に打ちひしがれて帰宅した。帰宅したらしたで共働きであるがゆえに、いくばくかの家事は担当しなければならない(まあ当然のことなのだけれども)。疲れを引きずってなんとか目処をつけて、ベッドになだれ込む。ベッドの真ん中には息子が寝ており、毎日なぜか僕のほうに転がってくるので、僕の寝るスペースは幅50センチくらいだ。

横になるとあっという間に朝になる(夜泣きがないのはありがたい)。覚醒して、数秒経つと昨日の仕事のことを思い出してまたもやダウナーな気持ちになる。

朝は朝でいろいろな準備がある。出発までの2時間弱でやるべきことが目白押しだ。目まぐるしく時間は過ぎてあっという間に出発の時間になる。

息子を自転車に乗せてペダルを漕ぐ。走り出すと、ダウナーな気持ちが消え去っていることに気づく。日々のルーティーンをこなしているうちに、心が鎮められていく。日常をこなすことが、自分を癒すひとつの方法なんだ、と思う。