虫の知らせ。

お客さんとお寿司を食べていたところ、急に身体中から冷や汗が噴き出し、血の気が引いていくのを感じた。この感覚は7年ぶりくらいだろうか。ここで立ち上がれば間違いなく倒れてしまうだろうな、と思いながら、心当たりを探る。昔からウニにあたることが何度かはあるのだが、それの類で甲殻類にあたったのだろうか、それとも昼間にコーヒーの飲みすぎだろうか、疲れだろうか、はたまた、なにか良くない虫の知らせが飛んできて、心身に作用を及ぼしたのだろうか。なんにせよ、異常事態であることは確かなので、お客さんにことわって、少し休ませてもらう。


ワイシャツと下着がびしょ濡れになっていることを感じる。スラックスも汗でぐっしょりとしている。額からも汗が噴き出すので、おしぼりでこまめに拭く。お冷やをもらって、落ち着こうとする。


はたして20分ほどで汗はひき、落ち着きを取り戻した。アルコールはその時点で止めて、無理のない範囲でごはんものを頬張る。特段暑い日でもなかったのが幸いだった。体力をつけないといかんなあ、、とほとほと思う帰り道である。