雨台風。

連休初日は東日本一円が台風に振り回された。結果的には風は先月の15号よりも弱く雨台風だったので、わが家はそれほど影響もなく乗り切った。多摩川周辺では局地的に氾濫も起こったものの、東京の治水能力はたいしたものだと思わされた。

 

以前住んでいたエリアでも、数年かけて地下調整池の工事が行われていて、はた目にはこんなに壮大なものを作って意味があるのだろうか、などと思ったこともあったが、役に立つときには立つものなのだ。こういうことを予見してちゃんと予算を付けられる国も自治体もさすがだなと思う。

 

台風が過ぎ去ったあとの街中はすごく静かで、星もよく見える。一日中マンションから一歩も出なかったのでなんだか変な気分だ。遠く南海上で吸い上げられた水分がシャワーのように地表に巻き散らかされる。同じように、関東で吸い上げられた空気が、数日して遠くアリューシャンのあたりまで持っていかれると思うと、気象現象の力はものすごい。