（昨日の続き）さらに追い打ちをかけたのが、7payのシステムトラブルとその隙をついた犯罪だった。いまだもって混乱が続いているが、どう収拾をつけるのだろうか。セブン&アイとしては全社戦略として軌道修正は許されないだろうし、その割にはトラブル対応が後手後手にまわり、新たなトラブルがもう一度起こりそうな気配がぷんぷんする。セブン&アイについては24時間営業の問題といい、グループ全体の経営に綻びが出始めている。みずほがシステムトラブルを契機として他メガとの差が開きはじめたように、セブンの凋落もあるいはやってくるのかもしれない。
もう一度7payかほかのなんちゃらpayでトラブルが起これば、もうこの国のスマホバーコード決済は終わるのではないだろうか。手間と差し出す個人情報と、得られる果実の釣り合いが取れていない。これだけ電子化が進められていても、いまだにシステム開発に十分なコストをかけることを軽視する会社もあるんだなあ、という思いである。
