ゆったり。

久しぶりに関西へ。関東よりも暑い地なので心して向かったのだが、想像していたよりは身体にダメージもなく過ごせた。

関東に比べてそこまで人が多くない、というのが大きいと思う。電車も混雑していないし、駅や道路でも人の圧力を感じることが少ない。加えて、関西ではどの都市でもある程度地下街が発達しており、中心部をぐるぐるまわる限りにおいては、案外地上を歩かなくとも済んでしまうのだ。

あとは、関東の人よりも関西の人のほうが暑さへの耐性が強いように思う。もともと夏の暑さが厳しかったこともあり、自然に暑さをいなす、和らげるといった行動が取れるのだ。関西人は普段はせっかちだが、この季節はいくぶん余裕をもって過ごしているように見える。暑さがどれだけ厳しかろうが、ゆったりとした服装をして、ゆっくりと動けばそう汗はかかないものだ。

そう思うと、関西で夏を過ごすのも案外悪くないのかもしれない。気候に逆らわずに、人間社会がそれに適応して生活をしていれば、なんとか生きていけるものなのだろう。